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流通考(その40) ベストかベターか



ちょっと切ない終わり方をした前回。
本人はいたって平気ですので、お構いなく。


◆流通考 おさらい◆

その1 イントロ
その2 続イントロ
その3 新イントロ
その4 イントロ・征服
その5 最後のイントロ
その6 切ない気持ち
その7 一応、胸を張って
その8 思い違い
その9 失言癖 vs 虚言癖
その10 印税など
その11 夢を語る
その12 2畳の本屋
その13 その数16,000店
その14 その数4,000社
その15 その数、大雑把に2社
その16 ミスリーディング
その17 間違い探し
その18 無理な展開
その19 取次さんの配本
その20 ダークサイド
その21 近所の本屋さん
その22 開封せずに返却せり
その23 返本サバイバル
その24 イントロ? イントロ!
その25 ハードル
その26 ラビリンス
その27 発行所と発売所
その28 豆腐
その29 返本サバイバル、再び
その30 判断基準
その31 情報が伝わるということ
その32 原価内訳書
その33 当然!
その34 しれっと
その35 夢も希望も
その36 10カウント
その37 ゴニョゴニョゴニョ
その38 2年半という歳月
その39 コミュニティー

では切ない続き。

Kさん「なんでしたら豆腐パーティーにでも参加します?」

■でもKさんと二人っきりなわけでしょ。

Kさん「二人で黙々と豆腐をたべるという」

■そこに会話は生まれますかね?

Kさん「さぁ。少なくとも私は豆腐に集中しますけど」

■そうですか。

Kさん「で、まぁ兎にも角にも、欲望その②の『売れて欲しい』を実現するには、アマゾンのHPに載ればいいって訳ではないことはご理解いただけますよね」

■「売れて欲しい」と思えば、書店やアマゾンにこだわらず、自分のコミュニティーを広げなさいって事ですよね。

Kさん「そういうこと」

■欲望②の『売れて欲しい』問題についてはわかりました。でも、でもですよ、欲望①の『書店に並べたい』についてもう少し。

Kさん「どうぞどうぞ」

■アマゾンに並ぶのと書店に並ぶのって、確かに意味合い的には近いと思うんです。でも、リアルかバーチャルかってのは大きいんじゃないかと。自費出版する側からすればね、やっぱりリアルな書店に並ぶほうが圧倒的に嬉しいと思うんですけど。

Kさん「そうだよね。そりゃそうだ。仮に私が自費出版したとしても、書店に並ぶほうが嬉しいと感じると思いますよ」

■それが難しいっていうのも、いろいろと教えてもらえたので、理解できます。ということは、逃げ道としてのアマゾンなんですよね。

Kさん「つまりリアル書店は無理だから、バーチャル書店で我慢しようよ、ということ?」

■そう、それです。ベストは無理なので、ベターでよろしくっちゅうやつです。

Kさん「アマゾンがベストではなく、ベターかというと、どうでしょう。もうひとつの重要な側面を考えると、圧倒的にベストに近いと思いますよ」

■といいますと。

Kさん「それは物流の問題です。えーと、あなたの出版した『こだわりのレシピ』。これ、書店流通をサービスとして取り扱っている自費出版業者さんから出版したとしますね」

■でも返本とかになっちゃうんですよね

Kさん「ところが、ところがです。厳しい書店員の目をかいくぐって、あなたごとき書いた本が、東京の某書店に並んだとします。」

■“私ごとき”でなんですが。

Kさん「並んだはいいが、案の定、売れ残っちゃうわけ。これは本の内容が面白くないというわけではなくてね、単に宣伝がされてないので。誰もその本のことを知らなかったからですよ。一応、フォローしときます」

■ありがとうございます。

Kさん「一方、遥か数百キロ南の沖縄にて。沖縄在住の具志堅さんという方がいます」

■いきなりスケール感が広がりましたが。

もうそろそろゴールだよ、って話をしてから、なかなかゴールにたどり着きませんね。
着く着く詐欺。


以上、コシーナブックスのブログでした。
ちなみにブログよりも重要な「本編」はこちら
お気軽にお越しくださいませ。



by cocinabooks | 2011-12-03 18:09 | 本を売る | Trackback | Comments(0)
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